勉強もせずに株へ多額のお金を投資して失敗した私の愚かな体験談

勉強もせずに株へ多額のお金を投資して失敗した私の愚かな体験談

事務職の45歳、独身女性です。

両親と私の3人暮らしで、細々と暮らしています。

適当に買った銘柄の株価が次から次へと暴落してお金を半分に減らす

私がお金で失敗した原因は、株でした。

10代の頃、父親の知人が株で儲けたと聞き、子供ながらに、いつか大人になったら売買して、儲けてみたいと思ったのです。

20代後半になると、まとまったお金ができたのと、ちょうどADSLが出たことでインターネットが快適にできるようになり、自分も気軽に自宅から株の売買ができるなと思いました。

ノートパソコンを買い、株を売買するため、幾つかの証券会社をネットで調べてみたところ、売買手数料がお手頃で、口座を開設しやすいところを選びました。

そして、登録して、1週間ほどで口座へと入金して、さあ、どの銘柄を買おうかと思ったわけです。

銘柄を買うためには、株価をチェックして、買えそうなものを選ぶことにしました。

このとき、まったく株についてなにも勉強はしていません。

ただ、大手の検索サイトで無料でいつでも見れるチャートをチェックしたとき、1株あたり20円だの40円だのと、かなり低い銘柄に手を出してしまったのです。

数万円で買うことができ、もしかすると大きく株価が上がれば大金を手にできるだろうと、安易な考えで買った株は、1ヶ月以内に上場廃止になり、売買ができなくなってしまいました。

この時点で、20万円ほどのお金を失います。

その後も勉強することなく、いちかばちかの銘柄を選び、100万円を投資。

売り時を見事に外して、株価は暴落。

50万円になってしまいます。

また、買った銘柄の株価は次から次へと下がり、売って、また違う株価を買う。

この繰り返しで、100万円を半分以下にしてしまいました。

買えば儲かるという期待に頭が洗脳されたことで大金を投資してしまう

とにかく安く株を大量に買いたいと考える私は、200万円を投資します。

その投資する方法は、安く買える銘柄ならなんでもいい、手当たり次第に数多く買っておけば、数打ち当たる的な考えで、いろいろな銘柄に手を出してしまいました。

しかし、ほとんどの銘柄は仕立て株というもので、いっきに上がるのはいいのですが、一気に下がります。

素人の私は株を売りたいのに売れないことで、暴落した後にやっと売れました。

それで、1日20万円の損失を出します。

なら、今度は国内でも有名なメーカーであれば、そんな暴落はしないだろうと考えて、30万ほどを投資。

しかし、すぐに株は暴落し、塩づけ状態となり、3年、4年経つと売ることさえ忘れてしまい、あえなく10分の1にお金を減らしてしまいました。

それでも株の世界を勉強しなかった私は、なら、1株あたり300円台の少し高めの銘柄を買います。

しかし、1年経っても上がらないので、もうしびれを切らした私は、下がったときに売ってしまいました。

その1週間後、株価が大きく上がり、まったくプラスにもならずに終わりました。

これで10万円を失います。

もうやけくそ状態になった私は、貯金を切り崩し、まったく名も知らない10社の銘柄に100万円を投資します。

その投資した時期が悪く、ほとんどの株が下がる時期に投資してしまい、すぐに半分以下までお金を減らすのです。

まだ儲かる、まだまだ大丈夫という気持ちが、株への投資をやめれなかったと思います。

とにかく、必ず上がるという期待感に洗脳されてしまった私は、何年かかってもいいから、株を買いたい、買えば儲かると思い込んでしまったことが感覚を麻痺させ、大金を投資してしまったのです。

失敗した後でもまだ株への未練が残って投資してしまう

株に多額のお金を投資した私は、失敗した後でもまだ株への未練が残ってしまい、投資してしまいました。

もう株を買って、大きくマイナスになっているというのに、それでもまた貯金を崩して、また100万円を投資し、適当に株を買っている自分。

東京オリンピックだから、今年は株価が大きく上がるのではないかと、お金を使ってしまいます。

将来のために貯金していたお金すら使ってしまい、貯金はほとんどなくなってしまいました。

もう株では儲からないと思うのに、買っていない銘柄の株価が大きく上がっているのを見ると、まだ儲かると信じてしまう自分。

また口座に入金して株を買います。

テレビ番組に出てくる、1日に何百万、何千万と儲けているデイトレーダーの姿を見ると、自分もできるんじゃないかと感じ、いつかはそうなりたいと思い、いまだに株への投資がやめられません。

株に投資する前に勉強することが大切

株もただ上がったり、下がったりを繰り返しているわけではないと、今さらながら気づきます。

人々がどういった気持ちで売買して、その日の株価が決まるのか、人間の心理について学ぶことが必要な世界だと思います。

また、企業の今期の業績についても勉強する、新商品や人気商品は売れているのか、ニュースなどもこまめにチェックして、もう少し株価が上がりそうなタイミングを学ぶことも大切です。

低い株価の銘柄であっても、うまくタイミングを見計らって売買することで大きく儲けることはできるなとそのチャートを読み取ることも大切だと感じます。

とにかく、株価を買う前に、その銘柄の癖を見抜き、学ぶことは本当に大切なことだと反省しました。

大切なお金です。

貯金を切り崩すまで大金を投資して、マイナスにするのは自分次第です。

まとめ

多額のお金を投資すれば儲かるだろう、有名な会社だから安心して買える、どれでもいいし、安いから買っちゃおうと安易な考えで株に投資するのは、やめておいた方がいいです。

簡単に買えるから、とりあえずどれでもいいから買うのではなく、その銘柄について詳しく勉強してから買うことが必要だと反省した、株投資体験でした。