私には妻と子供がいます。
実は、数年前ですが長年勤めてきた会社を思い切って退職をしまして、今は小さい会社を経営しています。
このときも色々大変でした。
お金のことでいいますと、今まで安定した収入でやってきましたし、これからも何事もなければ安定した収入は続きます。
それを蹴って、いばらの道に突き進んだのです。
もちろん、周りからも反対はありました。
でも、そのときの精神状態は異常なくらい、辞めたいことしか考えられず今に至っています。
転職してからすぐは正直収入は良かったです。
いい月は、今までの会社員の月給の3～5倍もの収入がありました。
その時期はもちろん羽振りが良くなり、周りも職を変えて良かったねと言って下さる方も多かったです。
ちなみにこれだけの収入をもらえたのは営業の世界だからです。
お客さんとお会いして一生懸命営業して、これだけの収入を得られたのです。
でも営業を経験された方はご存知かと思いますが、波があります。
穏やかな波ならいいのですが、急転直下並みの波もありまして、会社員の時からすると、ガラリと生活は変わりました。
ただ、人間は不思議なもので、こういう生活にも慣れてくるんですね。
サイクルができるというのでしょうか。
収入が良ければ、必要な分だけとって、あとは貯蓄。
収入が悪い月は貯蓄の方から補填するというサイクルが見事に出来上がりました。
しかしこのサイクルもようやく慣れたころにあれがやってきました。
皆さん分かりますか？皆さんも影響受けたと思います。
今も影響バリバリ受けてらっしゃる方いると思います。
そうコロナです。
このコロナでまた生活がガラリと変わってしまいました。
まず、私は営業の仕事がお客様とお会いができなくなってしまい、収入が激減してしまいました。
しかも、営業という仕事は変わらないのですが、このコロナが始まる数か月前に私は自分の会社を起ち上げたのです。
このころのことを思い出すと、本当にきつかったですね。
従業員もいましたので、給料の事や、会社の維持費、家族の生活費、次から次にお金が減っていきます。
なのに、売り上げは激減！とにかくつらかったですね。
先ほど書きましたように会社を興したときは、夢を追いかけていつかこの会社を大きくして、転職した時に反対を受けた人たちを安心させるぞと意気込んだのですが、あっという間にどん底に落ち込みました。
そもそも会社起こす時もお金がかかりました。
司法書士や税理士への報酬が結構しましたし、あと登記するのにも、謄本代だの、印鑑登録代だの、どんどんお金が出ていきます。
もちろん資本金も入れましたし、事務所代、事務机、名詞代ととにかく最終どれだけかかったのか、正確に計算するのが怖くなるくらいかかりました。
でもその時は先ほど言いました、夢があったのです。
さーこれから、回収するぞ！そして会社を大きくするぞ！と夢に向かって、日々営業活動をしていたのです。
その矢先にこのコロナが始まったのです。
いやー参りましたと最初は諦めようかなと思ったのですが、私には家族がいます。
従業員がいます。
事務所代も、会社起こすのにかかった費用もまだ回収していません。
これで諦めていいのかと自問自答しました。
結果、まだまだ！でした。
やはり諦められません。
私一人ならいいのですが、私には守るものが多くあるのです。
そう思うと、不思議なことに前を向けるようになりました。
しかも、やはり人間です。
こういうう苦しい時も慣れてくるのですね。
コロナお客さんに会える機会はめっきり減ったのですが、最近ではぼちぼち回復しています。
このコロナ禍に私もですが、お客様もなれてきたのです。
そしてオンラインによる営業も功を奏しています。
皆さんもオンライン活用しているかと思います。
私はどちらかというと、機械関係パソコンも苦手な部類ですが、このコロナ禍ではそんな悠長なことは言ってられません。
ズーム等を駆使しながら頑張っています。
ただ営業以外も本当に働き方が変わりました。
このオンラインによる会議がとても効率がいいのです。
以前でしたら、会議となりましたら会場をみつけまして、そこに人を集めてと手間と移動と色々大変でした。
しかしオンラインだと、パソコンのボタン一つで会議が始まるのです。
これはかなりお金でいいますと、経費節減になっていますね。
会場代と移動のガソリン代電車代タクシー代がいらないのです。
その上に移動時間もなくなることよって、本業に時間が回ります。
そうすると、結果売り上げが伸びるという好循環になりました。
それでも、コロナ禍の前ほどまではないのですが、夢をあきらめたくありません。
先ほど書きましたように、守るものがありますと、なんでも前向きに考えることができます。
まr向きに考えれば、たいていのことは何となく解決できるような気がいたします。
とくに、今もそうですが、お金のことは一生の問題です。
これも、前向きに考えれば大丈夫です。